ご挨拶
平素より格別のお引き立てを賜り心から御礼申し上げます。 又、株式会社塩田屋のホームページにお越し頂き誠にありがとうございます。私は、昭和30年代高度経済成長期で工業が花形の時代、技術系である自動車関係会社に入社し、整備等を習得した事で「ものづくり」に携わり、経験値を積む事が出来ました。
この経験は、その後の酒販業として、麦酒、日本酒、焼酎、葡萄酒、ウヰスキー等の伝統文化である酒造りに興味を抱き、より多くの方々にその魅力を伝えていく事が使命だと考える様になりました。
1968年(昭和43年)に酒販業界に入り、人生の流れを変えるような素晴らしい出会いに恵まれ貴重な勉強、経験を幾度となくさせて頂き、少しずつ商いを憶えていきました。
そうした中、おかげさまでお客様、生産者様、卸様、のご協力のもと、1988年7月(昭和63年)に渋谷区に独立開業をいたす事が出来ました。
昭和、平成、令和、と三元号の良き時代から大変厳しい時代に移り変わるこの業界を半世紀、皆様と共に歩んで参りました。
激動の時代だからこそ足元を固め、しっかりと未来を見据える為に、社是である「至誠」のもと、初心を忘れず、特に人間関係こそが一番大事だと考え、「誠心誠意」「努力」し「信用」を大切に、一歩ずつ着実に「感動」「希望」に繋がる様、前進して参る所存でございます。
今後とも、私をはじめ社員一丸となりお客様、生産者様、卸様、と共に業界の発展に努めて参りますので末永くご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社 塩田屋
代表取締役社長 吉田謙二
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新社屋落成記念の様子
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勲一等瑞宝章受章記念サントリー
「佐治敬三社長を祝う会」
理念
社是 「至誠」
この上なく誠実に事に当たる、という考え方です。社訓
人と人との繋がりを大切に誠心誠意努力する屋号紋
独立後、幾つかの同屋号と識別するために記号化したものです。
しかし、創業当時から酒類業務用卸業界では会社の所在地域で言い表すことが多く、当社であれば「渋谷塩田屋」や「恵比寿塩田屋」等、屋号紋を表立って使用することは僅かでしたが大切にして参りました。
矩(カネ)は、大工道具で直角の物差しのことです。「カネ」は、『お金』と『矩』の2つの意味が掛かっています。矩尺(カネジャク)のように真っ直ぐ誠実な商いと商売繁昌・事業繁栄の願いが込められております。
又、「吉」は塩田屋代表取締役の名字ですが「縁起がよい、めでたい」という意味があり非常に適した文字でした。
お酒を通して未来へ「繋ぐ」
日本では、お酒は神事や儀式で神々に捧げる、人と神を「繋ぐ」神聖なるものとして、また年中行事、祝宴では、人と人を「繋ぐ」ものとして、いつの時代も全てを「繋ぐ」大切な役割を担ってきました。塩田屋はお酒を通して携わる全ての皆さまの今と豊かな未来を「繋ぐ」役割を果たせるように全力で邁進していきたいと思います。それが日本のよりよい未来へ繋がっていくと願っております。
日本の酒文化を世界に更には未来に発信していきたい
日本の酒は原料の穀物、良質な水、産地の気候風土、目に見えない微生物の応用、希有な発酵技術、杜氏が精魂込めて編み出した匠の技、蔵の伝統と誇り、これら全てによって生み出された世界でも類を見ない繊細で奥深いものです。そしてそこに至るまでの造り手の熱い気持ちや思いを心に刻みこの日本の伝統文化である酒を正しく理解し、より多くの方々にその魅力を伝えていく事が塩田屋の使命だと考え、延いては日本の伝統の一端を支えていくことになると信じています。